和歌山県の職員による労働組合「県職労(けんしょくろう)」の定期大会が、きょう(24日)和歌山市北出島(きたでじま)のプラザホープで開かれ、この夏の参議院選挙の運動方針などについて決議しました。
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きょうの定期大会のもよう(5月24日・和歌山市北出島)
78回目となるきょうの定期大会には組合員の職員およそ200人が出席し、はじめに、野口宗宏(のぐち・むねひろ)執行委員長が「10月の消費税増税を控え、賃金・労働条件の改善と税収の確保といった課題に直面するなか、様々なステージで我々の声を届ける人を送り出さなければならない」と述べた上で、この夏の参議院選挙について「和歌山県選挙区は連合和歌山推薦の藤井幹雄(ふじい・みきお)氏、比例区は自治労(じちろう)推薦で立憲民主党の新人・岸(きし)まきこ氏を全力で支援する」と考えを述べました。
来賓で連合和歌山の池田祐輔(いけだ・ゆうすけ)会長も「衆参同日選挙の可能性もささやかれるなか大変厳しい選挙が予想されるが、民主主義と国民生活を守り、政権交代に繋げるため、藤井氏と岸氏の支援と更なる結集をお願いする」と呼びかけました。
このあと、今年度(2019年度)の運動方針案の審議が行われ、参議院選挙での藤井氏と岸氏の支援や、民主的で抜本的な公務員制度改革の実現などを含む運動方針案が、全会一致で承認されました。
参議院選挙の和歌山県選挙区では、共産党の新人・前久(まえ・ひさし)氏の立候補の取りやめが決まり、無所属の新人・藤井氏が野党統一候補として一本化されることになりました。このため、改選を迎える自民党の現職で経済産業大臣の世耕弘成(せこう・ひろしげ)氏と一騎打ちの可能性が高くなっています。